「キャリーオーバー」とは・・・
キャリーオーバー
(定義)原材料の加工の際に使用されるが、次にその原材料を用いて製造される食品には使用されず、その食品中には原材料から持ち越された添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないもの。 |
例 | せんべいの味付け用に、安息香酸(保存料)を使用したしょうゆを用いたとしても、当該添加物が最終食品であるせんべいの保存料として効果を持たない場合にはキャリーオーバーに該当 |
原材料の品質改良のために添加されていた食品添加物が、
例えば、マーガリンに添加された酸化防止剤は、
パンに付着した酸化防止剤の量は非常に微量となり、
このように食品に原材料より持ち越された添加物の量が、
「キャリーオーバー」と称して、表示を免除して良い!
ただし添加物を含む原材料が原型のまま存在する場合や、着色料、
添加物の効果が視覚、味覚等の五感に感知できる場合は、
キャリーオーバーは次の条件に合う場合と決められています。
①原材料に使用が認められている食品添加物で、
②
③持ち越された食品添加物の量が、
要は、
また略式表記も許されている為、原材料表示欄で添加物を見てもキャリーオーバーによる添加物隠しいう手段もあり得るのです。
裏面を見ても、物事の本質を掴む事はできない現状です。